本ページはプロモーションが含まれています

パートナーとの関係

パートナーに体型を指摘されたとき|健康の話とすり替えないために

「健康のため」と言われると反論しづらい。けれど言われた側が受け取っているのは別のものです。関係を壊さずに扱うための整理をします。

「そろそろ痩せたほうがいいんじゃない」「健康のために言ってるんだよ」。

言った側は助言のつもりでいることが多く、言われた側は別のものを受け取っています。この非対称が、性の場面に静かに響いてきます。

受け取られているのは、条件付きの評価

体型についての指摘は、内容がどれだけ穏当でも、今のあなたでは不足だという情報として届きます。

そして性的な場面は、体を差し出す場面です。不足だと言われた体で、その場に入るのは簡単ではありません。応じたくなくなる、明かりを消したくなる、そもそも誘われても断る。これらは自然な帰結であって、性格の問題ではありません。断り方そのものは断り方の技術にまとめています。

指摘した側は、この因果に気づいていないことがほとんどです。だから「最近つれない」と別の不満として認識されます。

心配と、支配を見分ける

すべての指摘が悪意というわけではありません。分けるための材料を挙げます。

心配に近い別のものが混ざっている
二人のときに、一度だけ言う何度も繰り返す
数値や検査の話をしている見た目や好みの話をしている
一緒に運動しようと誘うやり方を指示し、報告を求める
断ったら引き下がる断ると不機嫌になる
他人と比べない他の人や過去の自分と比べる

右側に多く当てはまるなら、それは健康の話ではありません。健康は理由として使われているだけです。

伝え返すときの言い方

黙って耐えるのも、言い返して険悪になるのも、どちらも消耗します。伝えるなら、体型の是非ではなく効果の話にしてください。切り出し方はセックスの話をどう切り出すかが参考になります。

  • 「体型のことを言われると、その気になれなくなる」
  • 「心配なら、一緒に歩くほうがうれしい」
  • 「見た目の話は、この場面ではしないでほしい」

3つ目は場面を限定しているので通りやすい。全面禁止を求めるより、場面を区切るほうが合意に届きます。

そして、相手が「そんなつもりじゃなかった」と言ったら、そこで責めるのをやめてください。目的は勝つことではなく、次から言われないことです。

自分が言う側のとき

逆の立場のときに使える基準も書いておきます。

体重の話をしていいのは、相手から相談されたときだけだと考えておくと、まず外しません。それ以外の場面で伝えたいなら、体型ではなく行動を誘う形にします。散歩に誘う、一緒に作る食事を変える。これなら評価の言葉になりません。

性的な場面での指摘は、どんな言い方でも避けてください。その場で言われた言葉は長く残ります。

減量そのものを人質にしない

指摘されたことをきっかけに減量を始める人がいます。動機がどこから来たものであれ、体を動かすこと自体は悪いことではありません。

危ういのは、痩せることが相手に認められるための条件になってしまうときです。この形にすると、体重の増減がそのまま関係の安定を左右するようになります。増えた月に自分を責め、相手の機嫌をうかがう。

始めるなら、自分の体調のためだと言い切れる範囲で始めてください。相手のために始めた減量は、続かないうえに、続かなかったこと自体が次の負い目になります。

関係の問題として扱う

痩せれば解決すると考えるのは、たいてい早合点です。指摘する癖が残っていれば、次は別の項目が対象になります。

扱うべきは体重ではなく、二人のあいだで何を言っていいことにするかです。ここを一度決めておくと、体重が増えた時期にも関係は揺れにくくなります。

よくある質問

相手は本当に健康を心配しているのかもしれません。

その可能性はあります。ただ、心配なら伝え方は選べるはずです。頻度、場面、言葉の選び方を見てください。人前で言う、性的な場面で言う、比較して言う、のいずれかがあるなら、心配とは別のものが混ざっています。

言われたことがきっかけで、応じたくなくなりました。

自然な反応です。体型を評価されている状態で、その体を差し出すのは難しい。応じられないことを自分の欠陥として扱わないでください。

痩せたら関係は良くなりますか?

一時的に良くなることはあります。ただ、指摘する側の癖が変わらなければ、次の指摘対象が出てくることが多い。体重ではなく、伝え方の合意を作るほうが持続します。