妊活中のセックスがつらい|義務感を薄める工夫
タイミングに合わせることが目的化すると、行為そのものが作業になります。妊活と性生活を両立させるための現実的な方法。
この記事は一般的な情報提供であり、診断・治療にあたるものではありません。痛み・出血・発熱・強い不安など気になる症状があるときは、自己判断せず婦人科を受診してください。
妊活が長引くと、多くのカップルが同じ問題に直面します。行為が目的のための手段になり、性的な意味を失っていくという問題です。
これは意志の弱さではなく、構造から生じるものです。
なぜつらくなるのか
予定される。 「この日にやる」と決まった時点で、自発性が消えます。予定された行為には、緊張も期待も生まれにくい。
評価される。 生理が来るたびに、その月の行為が「失敗」として記録されます。繰り返される失敗の記録は、行為そのものへの意欲を削ります。
目的が外にある。 快感や親密さではなく、妊娠が目的になっている。目的が達成されなければ、その行為に意味がなかったことになります。
相手のプレッシャー。 特に、指定された日に応じなければならない側には強い負担がかかります。応じられない状態(勃起の問題を含む)が生じることは知られており、責めると悪化します。
分ける
もっとも効果があるのは、妊活のための行為と、そうでない行為を分けることです。
- タイミングの日以外にも、行為や接触の機会を作る
- タイミングの日は「作業」と割り切り、質を求めない
- 逆に、タイミングと無関係な日を「二人のための日」と決める
「どの日も妊活」になると、逃げ場がなくなります。 意図的に無関係な日を作ることが、負担を下げます。
言葉を変える
- 「今日はしないといけない日」→ 「今日は一応チャンスの日」
- 「またダメだった」→ 「今回はタイミングが合わなかった」
言葉が変わると、記録のされ方が変わります。 失敗という語彙を減らすだけで、蓄積するダメージが小さくなります。
相手を責めない
うまくいかない日があったとき、責める形にすると次から悪化します。特に、応じられなかった側は自責的になりやすい。
「今日はできなかったね。まあ、そういう日もある」
この一言があるかないかで、次回が変わります。
医療の選択肢を早めに知る
タイミング法だけを長く続けることが、必ずしも最善とは限りません。
- 一定期間で妊娠しない場合、検査を受ける
- 年齢によって、次の段階に進む時期の目安が変わる
- 男性側の検査も必要(原因が男性側にあることも同程度にあります)
「もう少し自然に頑張る」で年数を重ねるより、早めに調べたほうが選択肢が多く残ります。 これは性の問題ではなく、情報の問題です。
休むという選択
心理的な負担が限界に近いなら、休むことも選択肢になります。ただし年齢や検査結果によっては、休む余裕がない場合もあります。
この判断は、医師と相談したうえで行ってください。 記事や周囲の意見で決める性質のものではありません。
関係のほうを守る
妊活の期間は、数か月で終わることも、数年に及ぶこともあります。
長期化した場合に失われやすいのが、二人の関係そのものです。目的だけが残り、関係が痩せていく。
- タイミングと無関係な接触を残す
- 妊活以外の話題を持つ
- 二人で出かける
結果がどうなっても、関係は続きます。 そちらを守っておくことは、決して遠回りではありません。
よくある質問
タイミング法がストレスです。
珍しくありません。指定された日に行為をすることが繰り返されると、義務として記録されます。回数や期間を医師と相談し、負担の少ない方法に切り替える選択肢もあります。
相手が応じられなくなりました。
プレッシャーによって反応が難しくなることは知られています。責める形にすると悪化します。タイミング以外の日の接触を残すことが、回復につながります。
妊活をいったん休んでもいいですか?
年齢や状況によって判断は変わるため、医師に相談したうえで決めてください。ただし、心理的な負担が大きすぎる場合、休むことが結果的に良い選択になることもあります。
参考・出典
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