オーラルの快・不快|遠慮が生む誤解
される側の抵抗感、する側の負担。どちらも言葉にされないまま続くことが多い領域です。前提から整理します。
この記事は一般的な情報提供であり、診断・治療にあたるものではありません。痛み・出血・発熱・強い不安など気になる症状があるときは、自己判断せず婦人科を受診してください。
この行為をめぐっては、する側とされる側の両方に、言葉にされない負担があります。そして双方が遠慮しあった結果、誤解が固定されることが多い。
される側の抵抗
もっとも多いのが、においや状態への不安です。
- 洗ってから時間が経っている
- 相手がどう感じているか分からない
- 見られていることへの抵抗
この不安があると、意識がずっとそちらに向き、感覚に集中できません。行為自体は不快でなくても、不安が快感を打ち消します。
対処は環境で可能です。
- 先にシャワーを浴びる時間を作る
- 明かりを落とす
- 相手が嫌がっていないことを確認する(言葉で)
3つ目が効きます。 多くの場合、する側は気にしていません。しかし確認しないかぎり、それは伝わりません。
なお、においやおりものに明らかな変化がある場合は、不安の問題ではなく身体の問題です。婦人科で確認してください。
する側の負担
一方、する側にも言われない負担があります。
- 顎や首が疲れる
- 時間が長いと苦しい
- 相手の反応が分からず、続けていいのか判断できない
- 気持ちの上で抵抗がある
「嫌がっていない=平気」ではありません。 遠慮して言えないだけのことがあります。
双方が知っておくべきこと
する側へ。 相手が不安そうなら、言葉で確認する。「大丈夫だよ」の一言で、集中できるようになることがあります。
される側へ。 反応を返す。無反応だと、する側は続けていいのか判断できません。フィードバックがないことが、いちばん相手を困らせます。
双方へ。 疲れたら止めていい。途中でやめることは、失敗ではありません。
望まない場合
する/されるのいずれについても、望まないと言うのは正当です。
- 理由の説明は不要
- 「今日は」でも「基本的に」でもよい
- 相手の希望と食い違っても、押し切られる筋合いはない
特定の行為を望まないことは、関係全体への拒否ではありません。 この区別が共有されていれば、断りやすくなります。
感染症について
見落とされやすい点です。オーラルでも性感染症は感染します。
- のどへの感染は自覚症状が出にくいことがある
- 通常の検査項目に、のどが含まれていないことがある
- 口内に傷がある場合、リスクが上がる
相手の状態が分からない場合、防護具(コンドーム、デンタルダム等)の使用が選択肢になります。検査を受ける際は、必要に応じてのどの検査も含まれるか確認してください。
到達の手段としてだけ扱わない
この行為が「到達させるための手段」として位置づけられると、する側にプレッシャーが、される側に成果への意識が生まれます。
時間の一部として扱い、結果を求めない。 そのほうが、双方の負担が減ります。
一度話しておく価値がある
この領域は、思い込みが長期間放置されやすいという特徴があります。
- 相手は嫌がっていると思っていたが、実際は違った
- 気持ちいいと思っていたが、実際は我慢していた
- 好きだと思っていたが、単に断れなかっただけ
一度、日中に短く確認するだけで、何年分もの誤解が解けることがあります。
「あれ、どう思ってる? 嫌ならしなくていいし」
この一言で足ります。
よくある質問
においが気になって集中できません。
非常によくある悩みです。事前にシャワーを浴びる時間を作る、明かりを落とすなど環境で対処できます。においそのものに異常がある場合は、婦人科で相談してください。
感染症のリスクはありますか?
あります。オーラルでも性感染症は感染し、のどへの感染は見落とされやすい経路です。相手の状態が不明な場合は、防護具の使用を検討してください。
したくないと言ってもいいですか?
かまいません。特定の行為を望まないことは、正当な意思表示です。理由の説明も不要です。
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