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テクニックと実践

キスが上手くなるという感覚|練習でできること

上手い下手の中身はほとんど相性です。一人で整えられる部分と、相手と合わせて決める部分を分けて説明します。

キスが上手くなりたい、という検索はとても多い一方で、出てくる説明は「優しく」「ゆっくり」のように、どれも同じ抽象度で止まっています。

先に整理しておきます。上手い下手と呼ばれているものの中身は、ほとんど相性です。 そのうえで、練習で変えられる部分は確かにあります。

「上手い」の中身を分解する

上手いと言われる状態は、だいたい次の要素に分かれます。

要素相性で決まるか
強さ、速さほぼ相性
間の取り方相性が強い
息づかい練習で整う
清潔さ、乾燥の有無練習で整う
相手の反応を見ているか練習で整う

下三つは一人でも整えられます。 逆に上二つを万人向けに最適化することはできません。ここを混同すると、いくら調べても答えが出ません。

一人で整えられること

相手がいなくても準備できるのは、土台の部分です。

  • 唇の乾燥を放置しない
  • 口の中を清潔に保つ。歯科の定期受診は結果的にここに効きます
  • 息を止めない。止まると動きが硬くなります
  • 香りの強すぎるものを直前に使わない

この四つは、誰と組み合わせても損になりません。 技術の話より先に効く部分です。

逆に、動きそのものを一人で再現するのは難しいといえます。相手の反応があって初めて成立する部分なので、手や道具で形をなぞっても、そこで身につくのは自分の癖だけになりがちです。

呼吸が固さを生むしくみそのものは呼吸と力の抜き方で扱っています。

合わせるという発想に切り替える

上手くなるという言葉を、合わせられるようになると置き換えると、やることがはっきりします。

  1. 最初は自分から動きすぎない
  2. 相手の速さに寄せる
  3. 相手が止まったら、こちらも止まる
  4. 続けるかどうかを、相手の動きで判断する

主導するより、追随するほうが外しません。 相手の好みが分からない段階では、寄せるほうが安全です。

急がないことで何が変わるかは時間をかけると何が変わるかに、前半の時間配分の考え方は前戯の時間はなぜ足りないのかにまとめています。

好みをどう聞くか

質問の形にすると、相手は採点を求められていると受け取ります。感想の形にするほうが返ってきやすい。

「さっきのゆっくりなの、すごくよかった」

よかった側だけを伝えると、相手は同じ方向を増やします。直してほしい点は、そのあとに一つだけ足せば十分です。

まとめて何点も伝えると、相手は次から確認しながら動くようになります。確認しながらの動きは硬くなるので、結果として前より合わなくなることがあります。一度に一つだけ。 これが実際にはいちばん早い。

切り出し方そのものに詰まる場合はセックスの話をどう切り出すかを参考にしてください。

練習で変えられないこと

正直に書いておくと、変えられない部分もあります。

  • 唇の形や口の大きさ
  • 相手が過去の誰かと比べている場合の印象
  • そもそも接触の頻度が合っていない関係

変えられないものを練習の対象にすると、消耗だけが残ります。 手を付ける場所を間違えないでください。

うまくいかないと感じたとき

整えても噛み合わない、という状況は起こります。

  • 合わないのは相性の情報で、能力の評価ではありません
  • 一度言われた「下手」を、自分の属性として持ち続けないでください
  • 相手が反応を返さない場合、原因はキスの外にあることが多くあります

合わせる相手が変われば、答えも変わります。 万人に通じる正解を探すより、目の前の一人に合わせるほうが、実際には早く届きます。

よくある質問

下手だと言われたことがあります。

言われた相手との組み合わせで合わなかった、という情報として扱ってください。速さや強さの好みは人によって幅があり、全員に共通する正解はありません。

一人でできる練習はありますか。

唇や口の乾燥を整える、口の中を清潔にする、息を止めない、といった土台の部分は一人で整えられます。動きそのものは相手ありきなので、一人での再現には限界があります。

好みを聞くのが恥ずかしいです。

質問の形にせず、感想として渡すほうが楽です。よかったところを一つだけ言うと、相手からも返ってきやすくなります。