子育て中のセックスレス|時間より先に整えること
時間ができれば戻ると考えて数年が過ぎます。子育て期に先に整えるべきものと、現実的な戻し方を整理します。
子育て中のレスは、「時間ができたら戻る」と考えているうちに数年が過ぎます。ところが時間ができたころには、触れること自体が気まずくなっていることが多くあります。
先に失われるのは機会ではなく、触れても自然でいられる状態のほうです。 ここを保っておけるかどうかで、あとの戻しやすさが変わります。
時間より先に減っているもの
この時期に削られていくのは、次のようなものです。
- 性的でない接触(隣に座る、肩に触れる)
- 業務連絡以外の会話
- 二人が同時に起きている時間
- 相手を大人として見る視点
4番目は見落とされがちです。役割が親に固定されると、相手が親としてしか見えなくなります。名前で呼び合わなくなり、会話の主語がすべて子どもになる時期が続くと、二人の関係は生活の運営に寄っていきます。関係が家族に寄るのは自然な変化で、失敗ではありません。 その変化そのものについては長く一緒にいると欲情しなくなるのかで扱っています。
整える順番を守る
戻したいとき、行為から戻そうとすると段差が大きくなります。順番はこうです。
- 接触を戻す
- 性以外の会話を戻す
- 二人だけの時間を作る
- 性の話ができるようにする
- 行為
多くの人が1から3を飛ばして5をやろうとします。 手順の詳細はレスから再開するための現実的な手順にまとめています。
環境の側を動かす
気力で解決しようとすると続きません。動かせるのは環境のほうです。
- 寝室の分け方を、恒久ではなく一時的なものとして扱う
- 子どもの就寝後の30分を、片づけではなく二人に使う日を作る
- 一時保育や親族の手を借りる日を、先に予定として入れる
- 外食や家事の外注で、その日の負担を1つ減らしておく
「余裕ができたら」ではなく、余裕を作る側に手をつける。 忙しい生活の中で、余白は自然には生まれません。部屋や照明の整え方は部屋・照明・音でも触れています。
断り方と誘い方をそろえる
疲れている側と、誘いたい側の両方に負担が偏らないようにします。
「今日は無理。でも嫌になったわけじゃない」
断る側は、拒否と体力の問題を分けて言う。
「もし気が向いたら」
誘う側は、その場で返事を求めない形にする。断りやすいほど、次も誘えます。 頻度の希望がそもそもずれている場合は頻度が合わない二人の落としどころを参照してください。
数えないことを決めておく
この時期に関係を悪くする最大の要因は、記録を取り始めることです。
- 誘った回数、断られた回数
- どちらが家事をした回数
- 相手が休んだ時間
数え始めると、生活が採点になります。 採点が始まった関係では、どちらの提案も交渉として読まれます。数えたくなったときは、その気持ちを我慢するより、疲れているという事実のほうを相手に伝えてください。
それでも動かないとき
接触も受け入れられない、会話にも応じない、という状態が続くなら、子育ての忙しさを越えている可能性があります。
- 関係そのものに大きな不満がある
- どちらかの体調や心理面に負荷がかかっている
- すでに続ける意思が薄い
このときは、自治体の子育て相談や、夫婦向けのカウンセリングという選択肢があります。一人で何年も抱えるより、外の視点を入れるほうが早いことは多くあります。 二人で行けないなら、一人で相談してもかまいません。
よくある質問
子どもが小さいうちは仕方ないのでしょうか。
時期の影響は大きいですが、放置すると触れること自体が気まずくなり、時間ができても戻りにくくなります。行為の再開より先に、接触と会話を切らさないほうが現実的です。
子どもが同じ部屋で寝ていて、機会がありません。
機会がないのは事実として、それを前提に設計してください。短い時間で終えられる形や、寝る場所の一時的な変更など、環境の側を動かすほうが早いことがあります。
誘われても疲れていて応じられません。断り続けてよいですか。
断ること自体は問題ありません。ただ、断り方に「今は無理だが、あなたを拒んでいるわけではない」が含まれていると、相手は次も誘えます。理由を添えるだけで受け取られ方が変わります。
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