余裕が戻ると欲求も戻る、はどこまで本当か
疲れが抜けると気持ちも戻るとよく言われますが、実際にはどんな順番で起きるのか。ワーママの体感を軸に整理します。
「もう少し余裕ができたら、また昔みたいに」。そう思いながら、余裕がやってくる日を待ち続けているワーママは少なくありません。しかし、余裕は待っているだけでは訪れず、訪れたとしても欲求がすぐに戻るとは限りません。
余裕と欲求の関係は、単純な因果ではなく、いくつかの経路を通った先にあります。 ここまで扱ってきた内容を、順番として整理します。
何が欲求の手前にあるか
欲求そのものに直接働きかけようとしても、うまくいかないことがほとんどです。手前にあるものから整える必要があります。
| 経路 | 関連する内容 |
|---|---|
| 睡眠 | 睡眠不足と性欲の関係を整理する |
| 疲労の構造 | ワーママの疲れが「休んでも取れない」理由 |
| 接触の機会 | 触れられたいのに余裕がない |
欲求そのものではなく、条件の方が動いているというのが実際の構造です。 これは運動と欲求の関係を扱ったジムに通い始めたら欲求が戻った、という話をどう読むかとも共通しています。
変化には順番があると考えておく
研究として確立された順序ではありませんが、実際に変化を感じた人の話を並べると、ある程度共通した順番が語られる傾向があります。
- 最初に変わりやすいのは眠りの質
- 次に、日中の気分の落ち込みが軽くなりやすい
- そのあとで、体の緊張がほどけてくる
- 性的な面の変化は、いちばん最後に来ると感じる人が多い
性欲は先行指標というより、遅れて動く指標として語られることが多いものです。 最初の数週間で変化がないことを理由にやめてしまうと、いちばん見たかったものに届きません。
判定は数か月単位で見る
短期間で結果を求めると、変化を見逃します。判定するなら三か月程度の単位で見るのが妥当です。
- 数週間で結果が出なくても、失敗ではない
- 途中でやめてしまうと、変化の兆しごと消えてしまう
- 一度に多くを変えようとせず、続けられる範囲に絞る
続けることそのものが、いちばんの条件です。 距離が近く、負担の少ない方法から選ぶ方が長続きします。
一度にすべてを変えない
睡眠、疲労、接触、休み方。すべてを同時に見直そうとすると、どれも中途半端になり、結局続きません。
- まず一つだけ、いちばん手をつけやすいものを選ぶ
- 変化を感じてから、次の項目に進む
- 進め方の順番に正解はなく、自分が始めやすい順でよい
一つずつ積み重ねる方が、遠回りに見えて確実です。 全部を一気に変えようとした結果、どれも定着しないまま元に戻ってしまうケースをよく見かけます。
比べる相手を間違えない
余裕を取り戻す過程では、つい他人の状況と比べてしまいがちです。同じ年齢の子どもを持つ知人が元気そうに見えると、自分だけが遅れているように感じることもあります。
- 家庭ごとに分担も生活リズムも違い、単純比較はできない
- 他人の「元気そう」は、見えている部分だけの情報にすぎない
- 比べる対象は他人ではなく、数か月前の自分にする
過去の自分と比べれば、小さな変化でも進み具合が見えてきます。 他人との比較をやめるだけで、焦りの多くは静まります。
それでも変わらないとき
数か月試しても変化がない場合、原因が疲労以外にある可能性があります。関係そのものの問題や、体調面の要因は、休み方を整えるだけでは動きません。その場合は、原因を切り分けて考える必要があります。焦って自分を追い込まず、条件を整える作業を淡々と続けることが、結果的にいちばんの近道になります。
よくある質問
余裕ができれば、性欲は自然に戻りますか。
戻る人もいますが、保証はできません。余裕は条件のひとつであって、それだけで確実に戻るとは言い切れません。
何から手をつければ、いちばん早く変化を感じられますか。
個人差があり、確立された研究があるわけではありませんが、経験的には最初に変わるのは眠りの質だと語られることが多く、性的な面は最後に戻ると感じる人が多いようです。
数週間試しても変化がありません。
焦らなくて大丈夫です。変化の判定は数か月単位で見るのが妥当とされています。原因が疲労以外にある可能性もあるため、長引く場合は他の要因も確認してください。
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