婦人科に行くのが怖い|受診の流れと聞かれること
何をされるか分からないから怖い。流れと質問内容を事前に知っておけば、行くまでのハードルはかなり下がります。
この記事は一般的な情報提供であり、診断・治療にあたるものではありません。痛み・出血・発熱・強い不安など気になる症状があるときは、自己判断せず婦人科を受診してください。
婦人科の受診をためらう理由の大半は、「何をされるか分からない」ことです。実際の流れを知っておくだけで、行きやすさは大きく変わります。
当日の流れ
- 受付・問診票の記入(最終月経、症状、既往歴、服薬など)
- 待合
- 問診(医師との会話。ここで症状を伝えます)
- 必要に応じて検査(内診、超音波、血液・尿検査、おりものの検査など)
- 説明・処方
- 会計
多くの場合、1時間前後で終わります。検査がなければ、話をして終わることもあります。
内診について
もっとも不安が大きいのがここでしょう。
内診台は、下半身にカーテンがかかった状態で座り、脚を開く姿勢になります。医師の顔は見えない配置になっていることが多い。所要時間は数分です。
痛みが不安なら、最初に伝えてください。 「痛みに弱い」「緊張が強い」「これまで内診で強い痛みがあった」と伝えることで、器具のサイズや進め方を配慮してもらえることがあります。
内診がどうしても難しい場合は、その旨を最初に伝えてください。相談内容によっては、内診をせずに済むこともあります。受診できないほど不安が強いという状態こそ、伝える価値のある情報です。
聞かれること
診療の方針を決めるために、次のようなことを聞かれます。
- 最終月経の開始日と、周期の長さ
- 症状の内容と、いつからか
- 妊娠・出産の経験
- 性交渉の経験の有無(検査方法の選択に関わります)
- 避妊の方法
- 服薬中の薬
- 心当たりのある機会の有無(性感染症が疑われる場合)
これらは判断や評価のためではなく、検査と治療を適切に選ぶために必要な情報です。 事実と違うことを答えると、必要な検査が漏れます。
準備しておくと楽なこと
- 最終月経の開始日をメモしておく(アプリの画面でも構いません)
- 症状の経過を短くまとめておく(いつから、どんなふうに)
- 脱ぎ着しやすい服(スカートやワンピースだと下だけ脱げます)
- 予約が可能なら予約する
- 生理用品
「こんなことで行っていいのか」の答え
行っていいものの例を挙げます。
- 生理痛がつらい
- 周期が乱れている
- おりものが気になる
- においが気になる
- 性交時に痛みがある
- 避妊について相談したい
- 感染症の検査を受けたい
- 更年期の症状がつらい
- 挿入ができない
すべて、婦人科で日常的に扱われている相談内容です。 性交痛や避妊についても、日本産婦人科医会のQ&Aで項目として扱われているとおり、想定された相談です。
医師との相性
合わないと感じたら、変えて構いません。説明が雑、質問しにくい、痛みを訴えても取り合わない。こうした場合に我慢する必要はありません。
「ここは合わなかった」で別の医療機関を探すのは、わがままではなく合理的な判断です。 女性医師を希望できる施設もあります。
行かなかったことのコスト
痛みを何年も我慢していた人が受診して、原因が特定され、数か月で改善した——という経過は珍しくありません。
一方で、放置して進行するものもあります。迷っている時間そのものが、いちばん高くつくというのが、この領域の実際のところです。
生理が止まったまま様子を見ている人は、痩せて生理が止まったも合わせて読んでください。
よくある質問
内診は必ずありますか?
症状によります。相談内容によっては内診をせずに済むこともあり、抵抗が強い場合は最初にその旨を伝えれば配慮されることがあります。
生理中でも受診できますか?
相談内容によります。検査によっては生理中を避けたほうがよいものもあるため、予約時に確認してください。緊急性がある場合は生理中でも受診してください。
経験の有無は聞かれますか?
診察や検査の方法を決めるために聞かれることがあります。判断や評価のためではありません。正確に答えたほうが、適切な検査が選ばれます。