精力サプリとプロテイン|広告の見分け方と法律の線
性機能を高めると読める商品は多く出回っています。表示のどこが法律上の線を越えているのか、成分をどう調べるのかを知っておいてください。
この記事は行為をすすめるものではありません。相手や第三者の同意がない行為、公共の場での行為は法律に触れる場合があります。空想と実行は切り分けて読んでください。
性機能に関わる商品は、広告の表現が過激になりやすい領域です。悩みが人に相談しにくいほど、買う側は確かめずに手を出します。
ここでは、買う前に自分で確かめる方法を書いておきます。
食品と医薬品の線
前提として、食品に医薬品のような効能効果をうたうことは認められていません。医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律が、この線を定めています。
したがって、次のような表現が使われている商品には注意が必要です。
- 病気や症状が治る、改善すると読める表現
- 医薬品と同じ効果があるかのような比較
- 体験談で効果を語らせる構成
- 医師や専門家の推薦を前面に出す構成
言い切らずに、言い切ったのと同じ印象を与える書き方が使われることが多い。読むときは、断定を避けた語尾に注目してください。
成分名で調べる
商品名で検索すると、広告と口コミしか出てきません。調べるべきは成分名です。
医薬基盤・健康・栄養研究所が運営する「健康食品」の安全性・有効性情報では、成分ごとに知られている情報が整理されています。有効性の根拠がどの程度あるのか、注意すべき報告があるのかを確認できます。
見るべき点は3つです。
| 見る点 | 判断 |
|---|---|
| 有効性の根拠 | 人での検証があるか、動物実験のみか |
| 安全性の報告 | 健康被害の報告があるか |
| 相互作用 | 飲んでいる薬との組み合わせに注意があるか |
3つ目は見落とされがちですが重要です。持病があり薬を飲んでいる人ほど、確認する意味があります。
プロテインについて
こちらは性能をうたう商品とは性質が違います。たんぱく質は体をつくる材料であり、不足していれば補う意味があります。
ただし、摂れば性機能が高まるというものではありません。足りていない人が補うと調子が戻る、という順序です。日常の食事で足りているなら、追加の効果は期待できません。
減量中に食事量を大きく削っている人は、たんぱく質だけでなく全体のエネルギーが不足している可能性があります。この場合、粉を足すより食事量を戻すほうが先です。
個人輸入は避ける
海外から取り寄せる形の商品には、成分表示が実態と異なる例や、医薬品の成分が含まれていた例が報告されています。
健康被害が起きたときに対応が難しく、飲んでいる薬との組み合わせも確認できません。安く手に入ることの対価が大きすぎます。
買う前の3つの質問
迷ったら、自分に3つ質問してください。
- この商品が解決すると言っている原因は、自分に当てはまるのか
- 同じ効果を、睡眠・食事・運動で得られないか
- 成分名で調べたか
1つ目でつまずくことが多いはずです。原因の切り分けは性欲がなくなったと感じたら、勃起の悩みは筋トレは勃起の悩みに効くのかで扱っています。原因が疲労や関係の問題であれば、どんな成分も効きません。サプリメントは原因が特定できたあとの選択肢であって、原因を探す手段ではありません。
相談したほうが早い場合
数か月続く症状、他の体調不良を伴う症状、薬を始めた時期と重なる症状。これらは商品を試す前に医療機関で相談してください。
背景に治療が必要な病気があることもあり、そのほうが解決は早くなります。受診の流れは婦人科に行くのが怖いも参考になります。買い続けている期間は、原因が分からないまま過ぎていく期間でもあります。
よくある質問
効くと書いてある商品は、効果が確認されているということですか?
そうとは限りません。食品に医薬品のような効能効果をうたうことは認められていないため、そう読める表現が使われている時点で、表示の枠を超えている可能性があります。
プロテインは性機能に関係しますか?
たんぱく質は体をつくる材料であり、不足していれば補う意味はあります。ただし摂れば性機能が高まるというものではありません。食事で足りているなら追加の必要はありません。
海外から個人輸入したものはどうですか?
成分表示が実態と異なる例や、医薬品成分が含まれていた例が報告されています。健康被害が起きても対応が難しく、勧められません。